東郷青児のコレクションより青児とパリの美術
1921(大正10)年から1928(昭和3)年までフランスに滞在した東郷青児は、日本にパリの香りをもたらしました。しかし、青児が洋菓子の包装や雑貨に描いたイメージはお伽噺のように理想化されたものであり、戦後、二科会の海外交流展のために再び青児が訪れたパリは、経済や国際情勢の変化の中で大きく変わっていました。当館の収蔵品で構成する本展では、青児が私達の憧れに応えて装飾や印刷物の中に作り上げた甘美なイメージと、現実のパリに対峙した画家として制作した展覧会出品作とを比較展示します。
フライヤー情報
イベント情報
- 開催場所
- 損保ジャパン日本興亜美術館
- 開催期間
- 2015年11月21日~2015年12月23日